Archive Exhibitions
展示名
Portraits of Absence – Kei Sugiyama
アーティスト
杉山佳
期間
２０２３年８月２６日から ９月１６日まで
Reception
２０２３年８月２６日
コンセプト
杉山佳の作品世界は、彼が生まれ育った日本の奈良の歴史の影響を受けている。
奈良は、世界でも最古の都市である。8世紀には日本の中心であり、有名な寺院や芸術作品が多くある。中でも「奈良の大仏」は高さ 15 m もあり、日本を象徴した神様でした。
今回のメインコンセプトは「涅槃」とは神様が悟りを得て現世を離れることを意味する。
杉山が描く、誰もいない空虚な椅子達は、神様の入滅の場面を描いた仏画からの構図を引用した。中央のソファに神様が座っていたことを見立て、周りで嘆き悲しむ弟子たちも想像させる。
誰もいないことで、そこに居たであろう人物のことを考えさせることができる。
また、この作品から端を発し、既存の人物を描いた有名アート作品から構図を引用し、人物を除いた作品を描いてみた。
人は、不在となって初めて存在感を増すのかもしれない。
杉山佳
1988年 奈良県生まれ
2015年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
卒業制作 台東区長賞（作品収蔵）、サロン・ド・プランタン賞、平成芸術賞
「素描展」（東京藝大陳列館 ’16, ’17, ’18）
2016年 松伯日本画展 優秀賞（松伯美術館）
「三國G展 」（ソウル大学）
2017年 東京藝術大学修士課程修了
修了制作 東京藝大美術館買上げ賞（作品収蔵）、平山郁夫奨学金 守谷育英会奨学金（’18）
70周年記念展創画会 初入選（’18, ’19）
2018年 「桃源郷芸術祭2018」（茨城県天心記念五浦美術館）
第44回春季創画会 初入選（西武池袋本店）
佐藤国際文化育英財団 第28期奨学生（作品収蔵）
「日本画第一研究室発表展」（東京藝術大学陳列館）
2019年 第45回東京春季創画展 春季展賞
「Will+s展2019」（西武池袋本店）
2020年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画修了 博士号（美術）取得
「第47回創画展2020」（東京都美術館）
2021年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画教官室教育研究助手
第47回東京春季創画展（西武池袋本店）
現在 東京藝術大学美術学部絵画科日本画教育研究助手
展示風景
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